代表から

dscf4279.jpg pb120147.jpg dscf9434.jpg dscf9470.jpg pb120331.jpg

メッセージ

足柄平野と湘南の海を一望に見渡せる丘で、『あしがらアートの森』を開催しています。
戦前、丘の上には白亜の洋館がありました。現在は、旧北足柄中学校の跡地となっています。優しい緑にあふれた丘は、青い空がいっぱいに広がって、とても気持ちのいい場所となっています。
『あしがらアートの森』は、卒業生や地域の人の思い出がつまった学び舎をすべて使い、毎年11月に開催しています。”元気”のシンボル、金太郎!そのふるさとから、「子どもと家族」が主役の楽しいアートイベントを通して地域を盛り上げたい!と、『あしがらアートの森』は始まりました。 
 

 
 
代表 中野裕一

2021秋、「あしがらアートの森」の会場は、旧北足柄中学校から神奈川県立足柄ふれあいの村へ変更します。
ふれあいの村で開催されていた「森の大地祭」と「あしがらアートの森」は、新しく「あしがらアートの森With森の大地祭」となります。

  
 
「矢沢永吉と俺」    
 1990年
中野裕一作品 5点

もう一度原点に立ち戻って創造する 

2021年、それまでの会場だった廃校を去り、新たな地平に立った私は考えます。
「あしがらアートの森」とは何だったのか?
「新しい森の中で、何が出来るのか、我々は何を生み出せるのか。」

願いは一つ。新たな創造性と感性を通し、この地域にこそふさわしい、足柄の大地に根ざしたFamily Art Event「あしがらアートの森With森の大地祭」の輝き。
 
「男のシャツ」
1997年     
 
 「3㎏の米袋」
2000年 

アートは心のごはん
私が尊敬する方の一人に、「すどう美術館」の須藤一郎さんという、とても穏やかで笑顔の優しい方がいらっしゃいます。
もう長く、個人的に好きな作家の作品をこつこつ収集されて美術館まで作られました。「世界一小さな美術館」という本も出版されています。
須藤さんは、作品収集に留まらず、若い作家を育てるための活動も続けて来られました。また、国内外の作家を一定期間、開催地に招いて作品制作を行うアーティストレジデンス事業も行なっています。その期間中、関心のある方は自由に制作風景を見学することも出来ます。
その方の言葉に、「アートは心のごはん」というのがあります。私は、この言葉が好きで、十年近く「あしがらアートの森」をやってきて、本当にそうだなあと思います。
自分の目で、心で、感ずる世界。自分を表現する世界。人と人が繫がる感性と世界。美術に限りません、表現する全てのアートは「人が人となる、とても大切な土台」だと思っています。「根っこ」と言ってもいいかもしれません。根っこが枯れると命も枯れます。今後の日本はどうでしょうか?
想像しただけでもぞっとします。「アートは心のごはん」、本当にそうです。

 
 
 
  
「兄と妹」
2009年

あしがらアートの森の背景と思い
2011年、神奈川県主催の「ASHIGARAアートプロジェクト」がスタート。健康で明るく、元気な子どものシンボル足柄山の金太郎。その金太郎が生まれ育ったと言われる山の麓で、子どもや家族が楽しめるFamily Art eventが実現出来たら、なんて楽しいことだろう!このような思いからプロジェクトに参加しました。
幸い、南足柄市のご協力も得て、廃校から間もない旧北足柄中学校を借りることが出来ました。足柄平野を望める、緑豊かな丘の上にある学校は、「森の美術展」と「森のワークショップ」の2つを柱とするFamily Art eventにとって最高の場所でした。「足柄平野のどんづまりを感じさせるこの地域、もっと面白い地域にできる!」その思いは、今も変わりません。「この丘は宝の山」、決して「負の遺産」の丘じゃない!
 
*旧北足柄中学校は文化・歴史的にも価値の高い中学校。旧北足柄中物語へ 

 
 
 
 
「引き潮」
2010年
   

 次々と生まれるアイデアを生かす 
2012年3月、初のアートイベントは4日間*で開催。来場者はわずか540人。しかし、メンバーのやりきった感は最高でした。 *次年度から3日開催に
その後、メンバーから次のようなアイデアが次々に生まれます。それが、現在の「森のレストラン」「森のショップ」「森の音楽」に繫がります。
◯ワークショップを増やして、子どもも大人も楽しめるようにできない?
◯一日中遊べるからお腹が空くよね、レストランをつくろうよ。
◯「皆な同じ。誰もが参加。」という気持ちを何か形に出来ない?
◯お昼に生の音楽演奏、楽しんでもらえるといいよね。
 
アイデアが膨らむにつれ参加者も少しずつ増えていきました。新型コロナウイルス前の「2019あしがらアートの森」は、3日間で3000人を超すFamily Art eventになりました。しかし、それ以上に嬉しかったのは来場された方々からの*アンケートの声でした。来場者の声へ 

「あしがらアートの森・美術展」の原点、集まれ!足柄山! 

 
1.「地域つながっ展」と「日本つながっ展」
 「地域つながっ展」
 足柄地域にある各町で、子ども達の絵画展がそれぞれ開催され、多くの家族連れが絵を楽しんでいます。でも小さな狭い地域なのに、隣町の子どもの絵を知りません。何か淋しい。隣の町の子どもの絵を知ろうよ。
 「日本つながっ展」
 元気印の金太郎。生地は足柄。この地に集まった全国の子どもの絵を多くの家族連れが絵を楽しんでいる姿。想像しただけでも最高です。
集まれ!足柄山!
 
2.負けてたまるか!「世界は一つの美術展」
 新型コロナウイルスによって、世界中の多くの家族が困難を抱え苦しんでいます。我々の努力によって、何とか開催が出来たら。これが昨年の「美術展中心のあしがらアートの森」です。「コロナに負けない!」世界中の家族と共にある!という意味から「世界は一つの美術展」に美術展名を変更。
 
3.ワークショップは地域の人と共に
 足柄地域の資源の中で「人」は重要なポイントです。足柄には、たくさん、魅力的な人達はいるはずです。でも、何かを始めなければ見えてきません。
地域の中で、絵、デザイン、工芸などの様々なアートの分野に携わっている方々と一緒に、柱の一つである「森のワークショップ」を作っていけたら最高だと思いました。
小さい子どもから大人まで。一緒に「創る」ことを楽しめるよう、内容と種類が多様なワークショップが用意されている場。それがFamily Art event「あしがらアートの森」のワークショップの考え方です。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
  

市民創造企画集団

 NPO法人あしがらアートの森 

<南足柄市民活動登録団体>
代表:中野裕一

事務局
〒250-0117神奈川県南足柄市塚原1339-5
TEL/FAX:0465-73-1618
MOBILE:090-5761-5548
MAIL:ashigaraatart-no-mori.net (atに変更してください)
URL:https://art-no-mor.net